ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 北陸・甲信越 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2009年01月30日

四半世紀前の槍ヶ岳

つい先日の28日、八ヶ岳に行こうと思っていた。
一週間も前から天気図をチェックし、準備万端整えて・・・・。

結果は、自分に負けてしまった。
恐怖心と、温かな布団の誘惑。

午前2時に起きてはみたものの、
「う~~寒い寒い」と二度寝。
登山に復活して間もない私には、まだまだ冬山は怖い存在で。

再び起きたのは午前9時。
この時期にしては恐ろしいほど穏やかで暖かな<お山日和>のお天気だった。

「しむゎっとぁぁぁ~~~~~~っ!!!!!」

後悔ばかりが募る。
長野の方言で言う所の、「ずくなし」になってしまった。

やはり冬山に行くには用意周到な準備と気合が必要だ。と思う・・・。

「気合いだ!気合いだ!きあいだ~~~っ!」



私が高校生の頃、学校では冬山登山禁止令が発令されていたが、
そんなのお構いなしに私は冬の山に出かけていた。
休日明けの日には、きたなく雪焼けした顔で登校していたので、
山岳部の顧問の先生には違反ばればれだったけど、
先生も器が大きくて、「おぅ!どこ行って来た?」なんて感じ。

昔から私は無茶をする方ではなかったようで、(小心者とも言う)
冬山も、まずは近くの秩父や奥多摩の山からトレーニングをし、(当時、埼玉県民だった)
やがて、八ヶ岳や北アルプスに遠征することになるのだが、
その時の怖さといったら・・・・・。

恐怖と不安。
それに打ち勝つには、それまでに自らが積み重ねてきた経験、知識、体力、
頼りになる道具たち。
後は、根性だ!。

今回は、その根性が足りなすぎたようで、
我ながら情けなく、自己嫌悪になりそうなくらい。

四半世紀前の、多少は気合の入っていた自分を思い出す意味も含めて、古ーい写真をアップしてみよう。
(リバーサルをスキャナで読んだので、画像が悪そうだけれど・・・)
時期は5月の連休(25年前の)、絶好のお天気に恵まれた槍ヶ岳。

四半世紀前の槍ヶ岳


新宿発の夜行バスで上高地に入り、確か二泊三日の行程だったと思う。
一人でテントや食料を背負い、槍の肩で一泊したことが今の体力からすると嘘のようで。



槍の穂先。

四半世紀前の槍ヶ岳


空の青と、雪の白。
そして岩の黒と三色しかないような世界。

私の大好きな世界なのだが、再会できるだろうか。
今後のトレーニングと、私の<ずく>にかかっている?。(笑








同じカテゴリー(下界の日々)の記事画像
しゃぼんだま
誕生!
さて、何処へ。
ザックを。
微かに・・・彩雲。
ぼろ車・・・。
同じカテゴリー(下界の日々)の記事
 しゃぼんだま (2010-06-17 13:58)
 誕生! (2010-05-13 12:14)
 行けず・・・。 (2009-11-25 13:44)
 さて、何処へ。 (2009-11-21 00:14)
 ザックを。 (2009-11-13 11:29)
 微かに・・・彩雲。 (2009-11-02 11:45)

この記事へのコメント
じんさん、こんばんは。
雪しか無い槍沢の風景、いいですねえ。
同じ季節、蝶から眺めて、「あんなに雪、あるだー!?」
そう思ったことを思い出します。

ずくしかないですね、冬山に向かわせるモチベーション。
目覚まし止めてからの布団の中の葛藤、同じように
思えたものですよ。
ことし、すこしずくが出そうです。
Posted by いまるぷいまるぷ at 2009年01月30日 20:17
じんさん こんばんは。久々のUPですね。楽しみにてしていました。

<ずく>は山用語ですか?、と、門外漢な発言お許し下さい。(汗)
その意味はわからなかったのですが、やはり素晴らしい景色ですね!
観てよかったです。どうして山の姿はこんなにも凄いのだろう。
また お邪魔させて下さい。
Posted by a_a at 2009年01月30日 22:03
いまるぷさん

そうなんですよ~、あの風景の中に身を置くと、
日頃の悩み事なんて「どーでもいいや」って。
ずくを出して行動をしたからこその‘ご褒美’なのかも知れませんね。

そうですか!
ずくが出そうなのですね。
膝の方もだいぶ回復されたのでしょうか。
私もいまるぷさんにあやかって頑張らないといけませんね。
とりあえず、布団をはねのけるようにしてみます。(笑
Posted by じんじん at 2009年01月31日 11:23
a_aさん

はじめまして。
楽しみに…なんて恥ずかしい限りの拙ブログであります。

あ、<ずく>ですね。
私はここ長野に移住して10年ほどになるのですが、
もともと長野県民ではないので、確かなことは言えないのですが、
私なりに<ずく>は根気或いは気力というニュアンスでとらえているんですョ。
(長野の皆様、合っていますでしょうか?。)

ずくについて、一言添えておけばよかったですね。
ちょっと自信が無かったものですから、申し訳ないことをしました。

そうですね、a_aさんのおっしゃるように、山を含め自然の景色は凄いものがありますよね。

その感動を伝える写真の技術が自分にもっとあればなぁ~といつも思います。
またこのブログ自体、しょーもない下らぬ記事を書くことも多いと思いますが、どうぞよろしくお付き合いのほどを。
Posted by じんじん at 2009年01月31日 11:54
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
四半世紀前の槍ヶ岳
    コメント(4)