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Posted by naturum at

2009年01月06日

4日、北横岳登山 その2

その2の始まりです。
初めての方は、まずその1からお願いいたします・・・・・。


下りてきた双子池。
12:53 双子池(雄池)


昨年9月にここに来た時には、周囲の緑に染まった澄んだ水を湛えていて、
その水面に映る木々の美しさたるや・・・・。
白馬でも現れたなら、まるで東山魁夷の絵画の世界のようであったことを思い出す。

今は今で、氷の世界の神秘を湛えている。
「池のほとりにテントを張り、月の明かりのみでこの世界を味わってみたい。」
最高の贅沢だろうけれど、本当にそう思った。


双子池ヒュッテの前には、穏やかなお顔のお地蔵さまがおられる。
私の初詣となった。



双子池というからには、雄池があれば雌池がある。


雌池の湖畔を亀甲池へと戻る。
陽も当たり、厳冬期仕様の装備の体は小春日和のようだ。


14:15 天祥寺原に戻ってきた。
ここは日が当たるとこんなにのどかな所。


日暮は早い、さっさと帰ろう。
途中、三日月が梢の上に。


15:30 竜源橋駐車場着。
5~6台の車が停められる。
今日は、私と蓼科山に登るというご夫婦と思われる車の2台だけだった。

「いい山だった、さぁ!温泉だ!!」
私の山行は、山と温泉と何故かラーメンがセットになっています。(爆

まぁ、その辺はまたいずれ。
とんでもない長文でしたね。
お付き合いありがとうございました。
  


Posted by じん at 13:52Comments(0)登山

2009年01月06日

4日、北横岳登山 その一。

正月のお屠蘇気分をお外気分に切り替えて、
今回は、竜源橋~亀甲池~北横岳~大岳~双子池~天祥寺原~竜源橋のコースを。

まだ行ったことが無い北横岳をメインに、贅沢にもロープウエイは使わずに、
あちらこちらを見て回ろうという無謀な魂胆だ。

6:40 辺りが明るくなったころ、竜源橋を出発。
天気予報では、「冬型の気圧配置も緩み・・・・」とのことだったが、
それとは別に放射冷却で冷え込んでいて、車の温度計ではマイナス11℃だった。
亀甲池までは谷沿いの道だ。
歩みを進めるにつれまるで周囲の山の冷気が下りてきているのだろうかと思うほど、
気温が下がってくるような感じがした。
先週の天狗岳の時と同じように、自分の吐いた息が胸に白く凍りついていた。

雪は悲しいくらいに少なく、30分ほど歩いた辺りからようやく雪道になった。
天祥寺原に近づくと左側に陽の当った蓼科山が暖かそうに見える。



将軍平から蓼科山へと向かう道との分岐を後にして、
8:06 天祥寺原到着。
ここから亀甲池へ向かいます。



亀甲池はここからすぐ、20分も歩けば到着。
いよいよ北横岳への登りになるので、アイゼンを装着したりして小休止。
8:50 水の涸れた湖底に積もった雪で真っ白になった亀甲池を出発。
少々きつく感じた登りでした。
そんな中、時折見ることのできる蓼科山や浅間山の眺めに感動しつつ・・・。
こんなのもありましたよ~。
鳥の巣アパート?


登りの後半戦はこんな感じになっていました。

雪化粧の木々、といったところでしょうか。

稜線に出ると、そこはもう山頂直下。

ここまでくれば、「あっ!」という間に北横岳の山頂です。
何しろ天気は最高だったので、その展望です。

まずは一番近く、八ヶ岳。


木曽の御嶽山。


北アルプス、槍ヶ岳~穂高連峰。


黒く見えるのは、降灰の跡なのだろうか、浅間山。


ここまで写して、やはりカメラのバッテリーがダウン。
仕方なく懐に入れてバッテリーの回復を待つことに。
その間、ロープウエイから登ってこられた方々と話をしたり、写真を撮ったり撮られたり。
私にとっての山の楽しみの一つで楽しく過ごせました。

40分ほど滞在した北岳山頂を後に、
10:50 大岳へ。


大岳山頂はマイナーピークの装いで、控え目にかろうじて読める大岳と書いた柱が一本。
辺りは、蓼科山山頂のような大きな岩がゴロゴロしているような風貌。
(なにぶん雪が積もっているので、想像で書いていますが・・・)

11:30 大岳山頂。


でも、私はこんな雰囲気が好きですね~。
よく見ると辺りにはシャクナゲの灌木も雪の下から覘いています。
花の時期に、この山頂で奥秩父の山塊や麓に広がる佐久平、北に見える浅間山などをつまみに、
コーヒーを淹れて・・・な~んて。

大岳山頂からは来た道を少し戻って、双子池への分岐路から下る。
やっぱりマイナーコースか、道に覆いかぶさった木の枝が歩行を妨げる。
トレース跡も一人。
天狗の露地では、ルートも分からなくなる。
おそらく、道標のペンキやリボンなどは雪の下になってしまっているのではないだろうか。
ちょっとでも道を外れると、ズボッと腰のあたりまでめり込む。
雪の下は灌木があり、空洞になっているからだ。

その天狗の露地を。


何とか切り抜けて双子池に下りる。

その2へ続く。




  


Posted by じん at 13:07Comments(0)登山

2009年01月05日

消えた・・・・。

9割がた出来上がっていた北横岳登山の記録が固まってしまった。
今年の仕事始めは夜勤スタートだ。
もう寝ておかないと、私の体は持ちこたえられない。
別に引っ張っているわけではないけれど、
万が一、北横岳~大岳~双子池界隈の情報を探されている方がいたら申し訳ありません。
そのような訳ですので、また後日・・・・・・・・。ガーン  続きを読む


Posted by じん at 12:44Comments(0)

2009年01月04日

北横岳行ってきました。

今日はいい天気に恵まれた。

竜源橋~亀甲池~北横岳~大岳~双子池~天祥寺原~竜源橋、のルートで。

マイナールートなのかトレースも少なく疲れました。
なので、詳細は明日・・・・。

  


Posted by じん at 20:05Comments(0)

2009年01月01日

初日の出・高ボッチ

あけましておめでとうございます。

え~、やっぱり行ってしまった。
初日の出を見に、塩尻にある高ボッチに・・・。

うちの近くにある牛伏寺のところから行こうと思ったが、実際行ってみると「冬季通行止め」のゲートが。
あわてて引き返し、塩尻峠の方から車で登っていくことに。
こちらもゲートがあったのだが、車一台分開いていた。
(誰かが勝手に開けたのかも知れないけど)

「開いているんだったら行っちゃえ!」

高ボッチに着いてみると、私と同じく初日の出目当てであろう車がたくさん・・・・。

という訳で、日の出前です。(写真をクリックで大きくなります) 6:40



快晴です。定番ですが富士山をアップで。



ここから見ると、八ヶ岳の赤岳と阿弥陀岳の間に陽が昇りそうです。



出てきた! 7:12



昇りました。 7:14



今日、八ヶ岳に登った人は最高だろうな~。
  


Posted by じん at 11:28Comments(3)下界の日々

2008年12月31日

年の瀬に

今朝は少し冷え込んだが、天気もよく穏やかな日だ。
玄関の前にドカッと腰を下ろし、マウンテンブーツを抱え込みメンテナンスをする。

27日の天狗岳山行で、雪で擦れ洗われている靴は土ひとつなくきれいだ。
汚れが落ちるだけならいいのだが、雪の中を歩いていると防水クリームまで落ちている。
先日登山用品の店に行って買っておいた防水クリームを擦り込む。



写真左側の靴がメンテナンス前。
右に見える色の濃くなっているのがクリームをたっぷり擦り込まれた後。

時代遅れの革靴なので、手入れはしっかりとしておかないといけない。
こいつは私が山から遠ざかっていた二十数年の間、押し入れの肥しになっていたものだ。
これだけではない。
私が今使っている登山道具は、全て四半世紀前の遺物だ。

思えば今年の9月に山に復活してからというもの、これらの遺物を引っ張り出しては使っている。
長い時を経ているにもかかわらず、何の問題もなく使えることが不思議だ。

ところで最近、近所の登山用品の店に出入りするようになった。
ここ、松本市にもICI石井スポーツがあり、カモシカスポーツもある。
昔、関東に住んでいた頃にはこれらの東京の店にお世話になっていた。
いま、近所にあるのがありがたい。

店に行って、最近の新しい道具たちを実際に手に取ったりして見てみると、
多くのものが軽量、コンパクトになっていることに驚かされる。

ヘッドランプは豆電球からLEDになっているし、
ピッケルなんて空気のように軽い。
アイゼンも雪の付着を防ぐプレートが付いている。
その他、靴、ウエア、ザック、コンロにテント…書き出したらきりがないほどだ。

新しいものを見ると、ついつい欲しくなってしまうが、
それでは長い間、押入れの片隅で出番を待っていた道具たちに申し訳が無い。
多少重かろうが古臭かろうが、使えるのだ。
私には常々、「使われない道具ほど悲しいものは無い」という思いがある。

来年はこれらの道具たちに活躍してもらおう、
年末の日に、靴のメンテナンスをしながらそんなことを思った。




年末になって、この場に参加することにしました。
今回で二回目の記事です。
これまではミクシィで書いていましたが、公の場に出て不安と期待でいっぱいです。
私のブログを覗いて頂いた方々、ありがとうございました。
皆様にとって新たな年が良い年でありますように。
そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。





  


Posted by じん at 11:14Comments(0)下界の日々

2008年12月29日

27日、天狗岳

朝少し早起きをして、八ヶ岳にある天狗岳に行ってきました。
今回のコースは、唐沢鉱泉~中山峠~天狗岳~西尾根~唐沢鉱泉。

この日はとても冷え込んで、駐車場で車の温度計を見るとマイナス12度。
車中で完全装備に着替え、唐沢鉱泉を6:00出発。
あたりはまだ暗くトレースの消えた山道を、旧式ヘッドランプの暗い豆電球の明かりで歩きます。

6:30頃、樹林帯の中はまだ暗い。
カメラ内蔵のストロボを発光させて樹林帯の様子を写してみました。


この静寂がなんともたまらなく好きだ。


一時間ほど歩いたところで、奥蓼科温泉郷方面からの道に合流すると、バッチリとトレースの跡が。
周囲も明るくなり、雪の付いた面白い形の木々を眺め歩く。
飽きることのない光景。

進行方向左、北斜面の中山に陽が当たり始めた。


青と白、明と暗。
雪山の魅力の一つだと思う。


目安のクロユリヒュッテ7:50到着。
南側に見える山を。

クロユリヒュッテの玄関に下げられてた温度計を見るとマイナス18度。
自分の吐いた息が凍りついて、胸のあたりが真っ白になっていた。

中山峠まではあと僅かで、稜線に出る。
空を見上げると、雲がすごいスピードで飛んでゆく。
これまでの樹林帯の中の静寂の世界から一変、厳しい世界になりそうだ。

中山峠~天狗岳の稜線上で。


えびのしっぽ


こうなると道標も十字架のようです。


好きな風景です。



8:30、この辺りから樹林帯を抜け強風をまともに浴びる。
飛んでくる雪の粒が頬に痛い・・・。
フル充電したばかりなのに、カメラのバッテリーもあまりの冷たさにダウン。
カメラ本体も真っ白に霜が降りたようになっていた。
自分はどうかと云うと、
まつ毛も鼻毛も凍っている。
天狗岳山頂では写すことができなかった。
バッテリーを懐の奥に入れ、体温で回復を図る。

強風にさらされた東天狗岳を早々後にして、
西天狗岳への鞍部で一休み。

「復活したかな?」とバッテリーをカメラに戻してみる。

写せましたよ、やっと。
10:00、鞍部から東天狗岳を振り返って。


ガスと雪煙で真っ白になってますね。やれやれだ。

同じく強風の西天狗岳もさっさと逃げるように通り越し、
ホッとできる樹林帯まで西尾根を下る。

木々の形が面白かった。


幾何形体の木々シリーズかな?





途中、第二展望台より硫黄岳方面を振り返る。10:37


下ってきたばかりの西天狗岳を。



西尾根は、展望の開けたところが少ない。
樹林帯の尾根。


陰になってしまった樹林帯は凍てついて見えるが、
日の当るところはほっとする雰囲気。



「おっ!雲が切れた」と一枚。



第一展望台まで下りてきてようやく風も穏やかに。
あったかいお茶を入れて一息・・・。11:30


12月の初めに同じく八ヶ岳の赤岳に登った時には、
おにぎりとペットボトルのお茶を持っていったのだが、
凍りつく寸前まで冷えたおにぎりは、そりゃもうつらいもので。
そこで今回は、「お茶だけでも温かいものを」とガソリンコンロを持参してみた。
贅沢にも、アールグレイの紅茶を沸かして。
食料の方は、おにぎりに変えて菓子パン・・・・・・・・だったけど。
体は温まりましたよ~。

因みに、今回持っていったペットボトルのお茶は飲み口のところで完全に凍りつき、
ピッケルの石突で穴をあけて飲んでいました。
ザックの中でゆさゆさと振られるのに凍るんですね~。

それはともかくまぁ、日帰り登山なんてこんなもんでしょ。
でも次はラーメンでも作ろうかな?


お茶場にした、第一展望台からの眺め。
南方、赤岳~阿弥陀岳。


北方、蓼科山方面。



最後は北アルプス方面を。
中央は霧ケ峰、車山。



この後、山の北斜面を一気に下り唐沢鉱泉に戻りました。
もちろん温泉にも入ってきましたよ~。
山の後の温泉は本当に気持ちが良い。

顔にお湯をかけたらヒリヒリとして、???と思って鏡を見たら、顔が凍傷に。
青紫色に腫れているではないか・・・。(それも右側だけ、誰かに殴られたみたいに)
そういえば、中山峠から天狗岳に向かう途中、
南に向かって歩くので西風がまともに顔の右側に当たっていたっけ。
天狗岳山頂付近での気温はマイナス20度程までは下がっていたのだろうか、
山に行く人ならご存知のことと思うが、風速による体感気温というのがあって、
風速1メートルにつき、体感温度は1度下がると云われている。
歩くことはできたが、結構ふらつかされたから20メートルを超える風が吹いていたとすると・・・。

山を甘くみてはいけませんね。
次は「目出し帽」でもかぶっていきましょうか。




  


Posted by じん at 13:23Comments(10)登山